National Parks Japan
日本が世界に誇るべき自然を有する各地の国立公園について、観光立国・地方創生の起爆剤としていくべく、国・地方自治体・経済界が一体となりオールジャパン体制のもと推進し世界へ発信していくべきとのビジョンのもと、活動してまいります。
私たちは、国立公園周辺への誘客推進による観光立国日本の実現と、我が国の景観を代表する国立公園の自然保護・維持のためのマネタイズスキーム(循環型モデル)の確立を目的として、関係省庁・地方自治体・民間企業と広く連携しながら、国立公園関連の先進的事業を推進するととともに、各種啓発活動・政策提言を行っております。
ニュース
設立趣旨
日本の国立公園を、世界レベルのナショナルパークへ高め、真の観光立国・地方創生を実現
日本を代表する景観を有する国立・国定公園への誘客推進を、周辺環境保護と両立する形で推進していくことにより、サスティナブルなツーリズムおよび都市・地方間の循環型経済のモデルを確立するための官民連携型のプロジェクトを主導するとともに、ブランドとしての価値を十分持つ「ナショナルパーク」の魅力を都市部の子どもたちを含めたより多くの人々に体験してもらうことで、人々の暮らしの中における緑・自然の持つ価値を発信し、緑ある豊かな循環共生型社会に向けた啓蒙活動を行うべく、本団体は設立されました。
今後、ナショナルパークプロジェクトとして、以下の活動を行ってまいります。
-
国立公園における好循環でサスティナブルな観光のための利用者負担による保全の仕組みづくりによる、世界に冠たるナショナルパークブランドの確立と国立公園内におけるサスティナブル・ツーリズムの推進のための諸課題について課題解決に向けた議論を行う。
-
国立公園のメンバーシップ制度を自然公園財団とも連携しながら構築・運営していく。本会員制度を通じて、寄付金を公園の維持・魅力向上に充てる欧米型の公園管理のモデルを確立する。さらに、国立公園内での適切なアクティビティ・ガイド認定を行う。
-
国立公園内におけるビジターセンターのデスク・カフェ運営を契機とし、国立公園内の商業的施設の先進事例を作り、広めていく。また、2025年の大阪万博を見据えて、行政と連携し、大阪を関西における国立公園へのゲートウェイ、都心部における緑のショーケースとするための仕組みづくりについて提言を行う。これを東京やその他の都市にも広げていく。
-
海外における国立公園ブランドに匹敵するようなナショナルパークブランド確立のため、国立公園を有する各県知事とも連携した上で、海外の国立公園との姉妹公園提携なども含めた「国立公園を軸とする国際交流」によるプロモーションを推進する。
-
国立公園・国定公園のエリア内(バッファエリアを含む)に棲息する絶滅危惧種・希少種等の野生生物の保護を目指す。具体的な活動としてフォーラムの開催等の啓発活動や、【National Park Style】や【Save The RED LIST】の商品等のブランド展開により、その販売収益を全国の野生生物や自然の保護団体に寄付する支援活動を行う。
事業内容
阿寒摩周国立公園ビジターセンターカフェの運営やウォーキングアプリ開発をはじめとする公園関連事業
2019年9月より、阿寒摩周国立公園・川湯エコミュージアムセンター内においてカフェを運営しております。また、国立公園・国定公園におけるウォーキングガイドのためのアプリを自社開発し、各地域において導入を進めています。これらの事業を通じて、収益の一部を自然環境の保護・保全費用に還元する、地域循環型のマネタイズスキームを確立するとともに、国立公園内のビジターセンターの今後のあり方を示す先進事例をつくります。
全国各地の国立公園・国定公園での
民間活力導入支援
国立公園・国定公園における好循環でサスティナブルな観光のための、①利用者負担による保全の仕組みづくり支援、②世界に冠たるナショナルパークブランドの確立のためのブランディング・戦略的情報発信支援、③国立公園内における持続可能なビジネスの創発・新規事業開発といった支援を全国各地で行なっております。また、日本みどりのプロジェクト推進協議会の事務局メンバーとして、日本の自然を生かした産学官連携でのプロジェクト支援・コーディネートを行なっております。
国立公園・国定公園及びバッファゾーンを含むエリアの絶滅危惧種・希少種等野生生物の保護活動
国立公園・国定公園及びバッファゾーンを含むエリアに棲息する絶滅危惧種・希少種等の野生生物(哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、昆虫)やその生態系の保護・保全を目指します。その啓発を行うフォーラムの開催や情報発信、出版事業を展開します。また、【National Park Style】や【Save The RED LIST】のブランド商品の販売やライセンス展開を行います。これらの活動によって得られる収益を野生生物保護団体に寄付することによってその活動を支援致します。
顧問・理事紹介
山内絢人
代表理事・ファウンダー
山内絢人(Yamauchi Kent):1988年長野県飯田市生まれ。東京大学法学部卒。ロンドンビジネススクール・ファイナンス修士号、ケンブリッジ大学・企業法修士号取得。2011年財務省入省後、国際局(G7/G20/IMF関連政策を担当)、主計局(国の予算・財政関連法規全体を所管する部署にて、法律の改正等を担当)を経て、「事業家として、自らリスクを取りやり抜くことでこそ社会を良くできる」との思いから退職。地元飯田市をはじめ、日本の地方に今後の日本の可能性があるとの信念で(株)Glocal Innovation Holdingsを創業し、地域独自の魅力を掘り起こし、地方と世界と直接つなぎ既存の社会システムや既成概念にとらわれず事業化していく「グローカル・イノベーター」として活動。適切な官民連携・産学連携を行うための業界全体への戦略的コンサルティング、インバウンド・アウトバウンド事業のアドバイザリー、事業開発を全国各地で行なっている。
後藤健市
副理事長
1986年より郷里の帯広にて、祖父が創設した社会福祉法人に勤務するなか、地域づくりにおいて青年会議所、商工会議所青年部等に所属し、地域内外でまちづくり活動に積極的に参加。現場での経験と人脈を活かし、2001年北の屋台、2002年フィールドカフェ、同年場所文化フォーラム、2010年真冬のマンゴーづくりを手がける(株)ノラワークス、2013年プロットアジアアンドパシフィック、2017年「にっぽんのひとさら」等の立ち上げと運営に携わり、地方創生の新たなアイディアを実現するための会社や団体の設立、場所の価値を生かした企画と実践などに取り組む。現在は、これまでの地域づくりの経験とネットワークを活かし、(株)スノーピーク取締役(地方創生担当)として、国内外の地域にある自然資源や景観、環境を「野遊び」で楽しむ地域活性化の事業に取り組む。一般社団法人野遊びリーグ常務理事・事務局長。
マイク・ハリス
理事
1973年、ニュージーランド生まれ。大学にて日本語と会計学を学ぶ。大学在学中に初めて来日し、卒業後、群馬県みなかみ町のアウトドア会社に就職。勤務先会社内にキャニオニング部門を設立し、全国に先駆けて本格的なキャニオニングツアーを開始。2004年に独立し、株式会社キャニオンズを設立した。仕事以外でも、まだ誰も下ったことのない渓谷を探してはキャニオニングアドベンチャーをしている。(株)キャニオンズ代表取締役。
リチャード・ピアス
理事
イギリスの大学で環境マネジメントを学ぶ。タンザニアとマダガスカルで森林調査を行い、南アフリカではサファリガイドの資格を取得。2013年からアジアでアドベンチャー・ツーリズムやネイチャー・ガイドとして活動を開始。2018年からは、オオサンショウウオの保全活動を行っている。 関心事: イギリスの美しいコッツウォルズ地方で育ったリチャードは、幼い頃から動物に夢中で、アフリカの動物が彼の初恋でした。2006年に鳥取県に来たことをきっかけに、鳥取県の霊峰・大山と三徳に魅せられ、何年にもわたってこれらの山をガイドし、探検してきたリチャードは、これらの場所への愛情と関心をさらに深めてきました。気候変動と人間の活動は、これらの場所の特別な自然、特に大山の河川、森林、農地に深刻な影響を与えています。オオサンショウウオを保護する必要性が高まっていることに気づき、自然環境全般を保護するためのNPOを作ろうと決意し、リチャードをリーダーとする「NPO法人サステナブル大山」が誕生しました。リチャードが企画したオオサンショウウオの保護・観察ツアーは世界的に有名になり、今や世界各地から人々が訪れるようになりました。 リチャードは大山の自然をより良く理解し保全するために、IUCN(国際自然保護連合)、数々の大学、さらにはアメリカ海兵隊など、さまざまな主要組織と協力しています。 オオサンショウウオに関するこれまでの業績に基づき、彼は複数の地域や団体と共に、持続可能なエコツーリズムの実践を目指しています。彼らの目標とする本物のエコツーリズムとは、絶滅危惧種やそれを取り巻く環境の両方に利益をもたらすものを意味します。
太田雅人
太田雅人
理事・共同ファウンダー
1965年大阪生まれ。大阪府立大手前高校卒。関西学院大学経済学部卒。
(株)GETTI 代表取締役/(株)GettiMedico代表取締役/一般社団法人クールジャパン協議会会長・理事・ファウンダー/一般社団法人ナショナルパークスジャパン理事・共同ファウンダー
1986年、大学在学中に企画やマーケティングの学生ビジネス集団を設立し、大学卒業後にNECを経て1992年に後輩達と株式会社ゲッティとして法人化。以降、一業種一社の超大手企業クライアントのブランディングやマーケティングを行う傍ら、そのノウハウを大学法人や都道府県、省庁、医療法人に展開しコンサルティング業務を実施しGETTIグループを構成。
山崎俊巳
理事
埼玉県深谷市出身。1986年 東京工業大学大学院経営工学専攻修了、郵政省(現総務省)入省。科学技術庁(現文部科学省)、(株)クレディセゾンの出向。総務大臣秘書官や大臣官房会計課長、消費者庁総務課長、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局次長等を経て、2019年総務省大臣官房総括審議官兼初代公文書監理官を併任。ICT政策をはじめ科学技術政策、消費者政策、地方創生政策など広範な行政を担当。 2020年退職。(一社)エコロジー・カフェ 理事、(一社)量子ICTフォーラム エグゼクティブアドバイザー、(一社)PHR普及推進協議会 顧問、デジタルハリウッド大学院 特任教授、宇部市政策アドバイザー、美波町参与、京丹後市ICT戦略アドバイザーなどを兼任し、自然共生型の持続可能な社会経済の実現を可能とする公共、民間やその連携分野で新たな仕掛けや仕組みづくりに取り組む。
団体概要
名称:一般社団法人ナショナルパークスジャパン
WEB:https://www.nationalparks.jp/
本店:〒088-3465 北海道川上郡弟子屈町川湯温泉2丁目2−6 阿寒摩周国立公園内
設立:2019年5月
代表理事・ファウンダー:山内絢人
副理事長:後藤健市
理事:マイク・ハリス
理事・共同ファウンダー:太田雅人
理事:リチャード・ピアス
顧問:山崎俊巳